和室の格子やLDKの梁、造作家具に木のぬくもりを感じる室内。一方で、リビングやキッチンの壁面にはクロスを採用。これは、日々のお手入れや掃除のしやすさを考えた上で、素材選びをしているためです。設計にも一工夫。例えば小上がり和室は腰かけてちょうど良い高さにしています。また階段は、踊り場から左右に分かれた形にしました。踊り場から左側へ上ればランドリースペース、右側に上れば子供部屋や主寝室につながる回遊型になっており、効率的な動線の中に遊び心を盛り込みました。
快適な暮らしに欠かせない空調は、ダイニングのベンチ下に床下冷暖房用エアコンを設置し、玄関から脱衣室までを心地よい温度に。予備エアコンとして1階と2階に1台ずつ設置し、猛暑の夏も厳寒の冬も快適に過ごせるようにしています。
1階:55.27㎡(16.69坪)
2階:56.31㎡(17.00坪)
延床面積:111.58㎡(33.69坪)
木を感じるLDKと小上がりの和室。小上がりは腰かけるときにちょうど良い高さに調整しています。また段差を利用して大容量の引き出し収納を設けました。引き出しは、小上がりにあがるための階段としても使うことができるようにしています。
玄関のたたきは木目タイルでアクセントを。天井までの大型収納と腰高の収納を設け、靴以外のモノもたっぷり収納できます。LDKの木目やキッチンタイルはクロスで表現。毎日のお手入れに手間をかけることなくおしゃれにまとめました。
左右に分かれた階段。行き止まりがなく回遊できる効率的な動線となっています。ランドリースペースは、洗濯物干し以外にも様々な用途に活用できます。
アクセントクロスを用いた居室と洗面脱衣室。一見難しそうに見える色のクロスも、シックな色やクローゼットスペースの背面にあたる場所に採用することで程よいアクセントに。また、どの部屋も自然光で明るくなるよう、採光と通風を考えて設計しています。